20世紀の名車 メルセデスベンツ190E W201

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当時は「小ベンツ」と呼ばれていました。
小馬鹿にした感情と、
本当はうらやましい・・・の2つの気持ちが交錯して
そのように呼ばれたのだと思います。

当時、
私は地元の音大に通っていました。
バブル景気の上り坂の時期なこともあり、
女子学生が190Eに乗って
登校する場面をよく目にしました。
1980年代前半の話です。


ベンツ=高い車、お金持ちが乗る車、
怖いお兄さんが乗る車、といった
イメージだけが先行し
この車を決めつけて見ていました。

ベンツそのものには乗る機会はおろか、
ふれる機会さえありませんでした。

それから20年近く経って
とある中古車センターで
BMWの隣に展示されていた190Eに
出会ったのです。

いや!
出会ってしまったのです。
(その時はBMWのE36が目当てだった?)


しかし、
間近でドアやシート、ステアリング、
ボディ、ウインドゥをさわりながら
感触を確かめていくと、
ものすごく頑丈に
しっかりと造り込まれているのがわかりました。
時間の経過ではビクともしない
力強さ、作り手の意志が感じられました。 

BMWごめんなさい。

一週間後、
わたしは190Eを購入していました。
新車価格の
10分の1くらいの値段でした。