W126 コスト度外視のステアリングコラム

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昨日ご紹介した
メルセデスベンツW126です。

ふつう
輸入車の場合、
右ハンドル仕様でも
ウインカーレバーは左の位置のまま、
というのがほとんどです。

慣れない方が操作すると、
晴れの日なのに
ワイパーを動かすことに...
なりますよね ?
私もよくやらかしてしまいます (>_<)

ところが、
この時代のベンツは
(W126に限らず、W124、W201も)
右ハンドル車は右側にウインカーレバーを
移設しています。

これって
思いのほかコストがかかるそうで
この時代以降のベンツは
左側のままになっています。

さらにW126は、
電動テレスコピックが装備されてます。

なぜ電動なのか?
たしかに、
高級な感触はしますけれども...

調べてみましたら、
ステアリングシャフトの強度が出ないから、
なんだそうです。
ほ~、
私も初めて知りました。

逆に
運転席側のドアミラーの角度調整は
室内に付き出たレバーを動かす
マニュアルです。
手が届くからリモコンにする必要がない!
からですね。

最善か無か.....

言いかえるなら
なにが必要で、なにが不要なのか

質実剛健なベンツの車づくりに
私はもろ手を上げて賛成、共感です。

当時のメルセデスの考え方で
今、車を作ることができたら、
すごく良い物が出来そう。

そりゃ、
販売価格もすごいことになるでしょうけど。